職場での人間関係に関して相談したいと考えているのですが、私の職場は慢性的な人員不足で、人員不足によって各個人に対して大きな負荷がかかってしまい、毎朝早くに出勤して仕事に取り掛かり、遅くになってから退社するということが続いております。原因としては課の人員がほぼ固定されてしまっていてせっかく新しい人員(新入社員や派遣社員など)が加入してもすぐに辞めてしまうためです。原因としては課の雰囲気が非常に独特というか個人、個人が非常にクセのある人物が多いため嫌気をさして辞めてしまうのです。こういった環境を改善するためには一体どうすればよいのか一度相談してみたいと思います。課の人間同士あまりコミュニケーションを取る機会もないのでなにか良い案があれば相談してみたいと思います。
「課の雰囲気が非常に独特」「個人が非常にクセのある人物が多い」。とてもユニークな職場のようですね。新人さんは面を食らって、辞めてしまうということでしょうか。ただ、他の方が辞めない理由はどうしてなのですか。相談者さんも辞めようとは思わなかったのでしょうか。
おっしゃる通り、長年メンバーが固定された組織だと、新参者は入りにくいものです。その理由のひとつに「顕在化されていない見えないコミュニケーションのルール」が出来上がってしまうからです。長くいる人たちはそのルールが体に馴染んでいます。ただ、本人たちは無意識に馴染んでいるから、部外者や新人が「どこがわからないのか」が分かりません。そのためコミュニケーションが成立せず、お互いにストレスが生じてしまうということです。
同じような状況は、歌舞伎や漫才の舞台に行けば感じられるでしょう。パロディの元ネタ、合いの手の入れ方、演者のパーソナリティなど、事前情報がなければ、きっと「どこが面白いのか分からない」「笑いのポイントが分からない」「いまいちノレない」という気持ちに襲われるはずです。要は「内輪ネタすぎてついていけない」というわけですね。
これは「そういうものがある」という事実をお互いが知ることが、解決への第一歩だと思います。「ごめん、これは内輪ネタすぎたな」と、既存社員たちが面倒くさがらずに相互理解の小さなズレを絶えず軌道修正する度量が必要です。後進が育たなければ、結局会社は衰退へ向かうわけで、結局は自分たちの首を絞めている現実に向き合い、今後新人たちとはじっくりと忍耐強く話し合ってみてはいかがでしょうか。
きっと職場の方々は「コミュニケーションが雑」なだけで、悪気のない、気のいい人たちばかりのように見受けられます。誰か1人でも翻訳者がいれば、事態は良い方向に向かうと思いますよ。相談者さんが翻訳者になるのは嫌ですか?
キャリアコンサルタント/夏生 隼成




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