書類選考が全然通りません。

30代の後半になるまで、ずっとバイトや派遣を転々としてきました。ですが最近、結婚を考える人に出会い、正社員になろうと決心して転職活動を行っています。ただ、自分の経歴はとても自慢できるものじゃないことは分かっていますが、まったく書類選考に通らなくて落ち込んでいます。30代後半から正社員になることは不可能なのでしょうか。また自分のような人は結婚しないほうがよいのでしょうか。まずは書類選考に通る方法をお聞きしたいです。それから面接や正社員になるコツがあれば、併せてご教示いただけますと幸いです。

これまで非正規雇用で働かれてきたけれど、結婚を考える人との出会いを機に、正社員を目指されるようになったんですね。そんな素敵な人に出会えたなんて、とても幸せ者でしたね(笑)。結論から申し上げますと、「30代後半から正社員は不可能」なんてことは全くありません。むしろ、ご相談者さんの年代は「就職氷河期世代」として、正社員への転身を国を挙げて応援している機運もあるぐらいです。

書類選考が通らないということですが、おそらく「正社員向けの書類の書き方」のコツをまだご存じないのかなと推測いたしました。バイトや派遣と違い、「正社員」の書類選考(および面接)は独特のお作法が存在します。あまり適切な例えではないかもしれませんが、実感が伝わるように言えば、企業にとって「非正規を雇うこと」と「正社員を雇うこと」は、私たちが住まい探しを「賃貸で決める」と「一軒家を購入する」ぐらいの慎重さの開きがあるのです。だから、スキルから、人柄から、正社員で迎えるにはさまざまな角度から見られます。そして、その評価に耐えうるような対策が必要になってくるのです。

もちろん、ある種の「自己ブランディング」をしていくわけですから、自分には何ができるのか、自分は何が好きなのか、今後どうしていきたいのか、といった「自分は何者なのか」という本質が問われます。自分自身が自分自身をきちんと理解していなければ、他人に自分自身を売り込むことなんてできませんよね。だからこそ、その生みの苦しみのプロセスは、きっとあなたの人生にとって強力なプラスになるでしょう。そして、良いキャリアコンサルタントは、そんなあなたの自己理解を深める強力なパートナーになってくれるはずです。

もし人材会社のキャリアアドバイザーなどを頼って「あなたに紹介できる仕事はありません」と言われても、それはそのアドバイザーが二流なだけなので気にせず次に進みましょう。キャリアコンサルタントの専門団体をはじめ、ハローワーク、人材会社、あるいは「ココナラ」や「menta」といったスキルシェアリングなどを通じて、ぜひあなたの力になってくれるパートナーを探してみてください。国家資格の「キャリアコンサルタント」なら、怪しい自己啓発セミナーや宗教に当たる可能性も低いはずです。(悪質なクレームがあった場合は除名されます)

キャリアコンサルタント/夏生 隼成

関連記事

  1. 転職したばかりなのですが、いきなりまた悩んでいます。

  2. 就職氷河期を経験し、ブラック企業を経て、いま思うこと。

  3. 希望する会社に就職できました。でも将来を考えると迷います。

  4. 派遣社員で妊娠しました。今後について不安です。

  5. 主婦です。自分のキャリアに自信がもてません。

  6. 働き方が変わる時代についてとモチベーションについて知りたい。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。