30歳までに起業・独立を考えています。現在29歳です。残り1年ということで、とても焦ってきています。まだ起業のアイデアもなくて、果たして自分みたいな人間に思いつくのかすら感じています。知人に相談したところ、とりあえず独立しゃちゃえば何とかなるものだよと言われ、そういうものなのかと考えるようにもなりました。それでも今の会社を辞めて収入がなくなることに恐怖しかありません。ほかの人たちは、どうやって一歩を踏み出しているのでしょうか。知人の言うように、まずは独立をしてしまえばいいのでしょうか。
起業を志しているけれど、いまの会社を辞めるのは怖い。でも早く独立の夢を果たしたい。そのジレンマよくわかります。これまでご相談者さんが一度も失業経験がなければ、その恐怖心はことさら強いのではないでしょうか。これはどこまで参考になるのか不明ですが、あくまで私個人の実体験としてお聞きください。
私が独立したのは31歳でした。友人に誘われて、Webサービスのベンチャー企業を立ち上げました。しかし最初の1年間は困窮にあえぎ、たまたまスポンサーがいて日々の生活費分の売上が確保できていたから、なんとか生きながらえることができました。前職の会社でそこそこ成果を挙げ、自分には成功しかないと思っていても、その有様です。状況が変わってきたのは、サラリーマンの頃のようなある種の「依存心」が消え、かつ「お金儲け」を本気で学ぼうとしてからです。営業を学び、会計を学び、何が売れるのか、どこに売れるのか、どうしたらリピートしてくれるのか、活かすお金の使い方とは何かetc…当然、学んでいる途中はやはり困窮しておりました。
あれから10年以上が経ち、今はサラリーマンの頃の何倍も稼げるようになっています。ただ、いきなり成功するのは難しいと思います。むしろ失敗しまくって、失敗に慣れることが大事なような気がします。なので「失敗は折込済み」とお考えなら、ご友人の言う通り独立しちゃってもいいかもしれません。苦しくなったら、すぐサラリーマンに戻ればいいのです。でもまだ決心がつかない、心が追い付かないのなら、少しずつ周囲の環境を夢に近づけるのがよろしいでしょう。
例えば、同じように独立したい友人を持つとか、経営者のメンターを持つとか。個人的には、公共の創業支援サービスも悪くないと評価しています。地域の商工会議所やコワーキングスペースなどにもセミナーやコミュニティがあったりします。まずは足を運んで、勉強会から参加してみてはいかがでしょうか。なお、最初は「副業」の道からはじめるのもよいかもしれませんよ。
<参考>
■TOKYO創業ステーション
■独立行政法人中小企業基盤整備機構
■都道府県等中小企業支援センター
■商工会議所
■日本政策金融公庫
キャリアコンサルタント/夏生 隼成




この記事へのコメントはありません。